今後の展望:Siriは「10点満点」を出せるか
今後に向けた最大の焦点は、2026年内のリリースを約束している「よりパーソナルなSiri」である。ユーザーの個人的な文脈を理解し、複雑な予約・操作を代行するエージェント機能が注目されている。
米CNBCは専門家の見解として、この機能が、他社のAIサービスを凌駕(りょうが)する「10点満点」の完成度で提供される必要がある、と伝えている。
グーグルとの提携により、Siriの背後には最強クラスの知能が備わることになる。
また、2026年早々にも発表が噂される次期CEO候補、ジョン・ターナス氏への権限委譲の行方も注目される。
これがAI開発にどのような化学反応を起こすかがカギとなる。
クック氏が政治的駆け引きや関税リスクの回避、法廷戦略で守り抜いた経営基盤。これを次世代リーダーがいかにして「AIによる製品革新」へと結びつけるのか。
iPhone登場から20年近くが経過した。スマートフォンの次を見据えたAIデバイス競争は、かつてない激戦が予想される。
オープンAIと手を組んだジョニー・アイブ氏(元アップル著名デザイナー)らによる新製品の登場も控えている。
アップルが「最初であることより、最高であること(be best, not first)」という自らの信条を証明できるかどうか。その猶予期間は残り少なくなっている。
(参考・関連記事)「アップル、クックCEOの後継者計画が本格化 「製品主導」への回帰か―最有力にハード部門トップのターナス氏 | JBpress (ジェイビープレス)」