ドゥブロヴニクと3つの島を結ぶ巡航フェリーです。これに乗って次の島に向かいます。

 ドゥブロヴニクから一番遠いシパン島には、静かな時が流れていました。

  記事冒頭に載せたこの写真ですが、この猫とはシパン島で出会いました。この写真を見ると、波の音とまではいえないような海が揺れるかすかな音が聞こえていたことを思い出します。

 猫は海に落ちそうなほどギリギリなところを歩いてきて、「どっこいしょ」というように腰を下ろしました。ところがこんな格好はほんの一瞬だけで、すぐに横向きになり眠りはじめました。

 都会から遠いからか、シパン島の猫は物静かで、加えて物憂い表情に見えます。