乱射事件のあった学校前で抱き合い犠牲者を悼む人々(8月30日、写真:ロイター/アフロ)
トランプ、マスク殺害促す「宣言文」
米中西部ミネソタ州のカトリック系の学校で8月27日(現地時間)
(What We Know About the Minneapolis Catholic School Shooting - The New York Times)
学校での大量銃乱射事件は、2022年5月のテキサス州ユバルデのロブ小学校乱射事件(児童19人と教職員2人が死亡、負傷者17人)、2023年3月のテネシー州ナッシュビルにあるコベナント・スクール乱射事件(子供3人と成人3人が死亡)など、このところ増加傾向にある。
コベナント・スクール乱射事件の犯人は男性に性転換した28歳の元生徒エイデン・ヘイル。警察官によって現場で射殺されている。
今回の犯人は、近隣の町に住むロビン・ウエストマン容疑者(23)。同小中学校の卒業生で、17歳の時に「ロバート」(男性名)から「ロビン」(女性)に改名したという記録が残っている。
容疑者は、犯行直後、聖堂の裏で自ら命を絶った。
この種の銃乱射事件では、容疑者は警察との銃撃戦で死亡するケース
今回、ウエストマン容疑者は自殺したが、動機を仄めかす「遺書」と思しき「宣言文」を残していた。
犯行の数時間前、
(カトリック学校銃撃犯の爆発的な動機が新たな声明で明らかに)
ユーチューブに残した「宣言文」にはこう書かれていた。
「ファシズムは嫌いだが、ガキどもが撃たれるのはいい。
「お前たちの神さまは今どこにいるのだ。私は、
「人種差別の罪を犯すとしたら、
また、2012年のコネチカット州サンディフック小学校銃乱射事
「あの大量殺人を実行した男を尊敬する。
*1=2012年12月14日、
(Sandy Hook Elementary shooting: What happened? - CNN)
また、映像に映し出されたライフル銃や半自動小銃、弾薬筒(
「ドナルド・トランプを殺せ」
「イーロン・マスクを殺せ」
「お前らの神はどこにいる」
「イスラエルは滅びる」
「イスラエルを焼き尽くせ」
「(ナチスが殺したユダヤ人)600万人では少なかったか」
また、半自動小銃の弾倉部分には、
映像には、イエス・
米連邦捜査局(FBI)のカシュ・パテル長官は「
容疑者が(意図的に?)残した「宣言文」や動画を見る限り、
容疑者は銃器を合法的に入手している。FB
「宣言文」から分かるのは、犯行は衝動的なものではなく、政治的、
学校の地図まで書いていたとされ、行動を起こすまでかなりの時間を準備に費やしている。
ロバート・ケネディ・ジュニア厚生長官は、8月28日のテレビ番組「Fox& Friends」で、SSRIのような抗うつ薬や性転換関連薬物の服用による影響について調査する考えを明らかにした。
その後、厚生省の専門家に調査を命じている。