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海岸線を背に歩いていくと、住宅地に入りました。猫専用の玄関口。猫が散歩に出かけようと思い立ったのか、シッポだけ残して、外に体を出していました。

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フエンヒロラからバスに乗り、細い山道を上ると、およそ25分で白い町ミハスに着きました。ペンキの色が白すぎて、猫の毛並みの白い部分がくすんで見えます。

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町の人に「展望台へは行ったかい? ミハスの散策は展望台からはじめるといいよ」と教えられ、展望台へと向かいます。展望台は、地中海を見下ろす崖の上にありました。そこへ行く途中に、変わった場所で寝ている猫が。木に擬態しているのでしょうか。見つかってないつもりのようです。