この子犬たちは、ヴォルピーノ・イタリアーノという種類で、古代ローマ時代から大切にされてきた犬種だそうです。「獣医さんでワクチン接種をしてきたんだ。家に着くまでもう少しだけど、子犬たちに負担が少ないよう休憩を取っているのさ」と、おじさん。子犬たちが入っているケージにはキャスターが付いていますが、石畳の道では使えません。休憩がすんだら2匹ずつ抱いて家まで歩くとのことでした。
イタリア、フランス、スペイン、アルジェリアなどに囲まれた地中海の中央には、サルデーニャ島(イタリア領)とコルス島(コルシカ島、フランス領)という2つの大きな島があります。サルデーニャ島は、四国の約1,3倍の大きさです。
アルゲーロ旧市街は、城塞に囲まれています。城壁の上、港に面した場所は、バスティオーニ・マゲッラーノと呼ばれる100mほどの遊歩道になっています。そこは日がよくあたるので、晴れた日には多くの猫たちが行き来していました。
何かを考えながら歩いているような素振りで、時々立ち止まっては、鼻を動かし匂いを嗅いでいました。