「初老」──そう呼ばれる年代になったとき、どんな楽しみが待っているのだろう。「はじめての初老」を迎えたコラムニスト・石原壮一郎と漫画家ザビエル山田がタッグを組んだ「怒らない、悩まない、嫌われないための……」いや、「新しい老」と向き合うための「初老」養成講座。(JBpress)
文・石原壮一郎/4コマ漫画・ザビエル山田
初老の同志たちよ、お楽しみはこれからだ……と信じたい!
まさか自分が還暦を迎える日が来るなんて、若い頃には想像したこともありませんでした。でも、こればっかりは逃げも隠れもできません。
還暦が視野に入ってくると、これまで馴染み深かった「中年」という言葉は、いまひとつしっくりこなくなりました。いつまでも「中年」というカテゴリーにしがみつこうとするのも、なんか違う気がします。かといって「ナイスミドル」はさらに違う気がするし……。