東欧モンテネグロのコトルは、町ぐるみで猫を大切にしている世界遺産の町です。世界遺産の風景の中に溶け込むように猫がいます。

 同じくコトルにいたこの黒猫はネェロ(nero)。イタリア語の“黒”という意味で名付けられましたが、大きくなるにつれて性格が悪くなり、「“暴君ネロ”だ」と、名前の意味合いを変えて呼ばれるようになりました。

 チュニジアの首都チュニスの郊外にある住宅地を歩いていたら、なんとなく視線を感じました。この町で最初に出会ったこの猫は福々しい表情をしていました。