NASDAQ100投資信託

 アップルやスターバックスも上場しているアメリカの新興市場「ナスダック」。その代表的な銘柄の株価をもとにした株価指数が『ナスダック100』です。本記事では『ナスダック100』に連動するインデックス投資信託を一覧でまとめるとともに、コストや純資産残高を比較します。

ナスダック100に連動するインデックス投資信託一覧

ファンド名 純資産
(億円)
信託報酬
(税込)
運用会社
NZAM・ベータNASDAQ100 11 0.4433% 農林中金全共連アセットマネジメント
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス 111 0.495% 大和アセットマネジメント
インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式) 5 0.5840% 日興アセットマネジメント
iFreeレバレッジ NASDAQ100 315 0.99% 大和アセットマネジメント
T&Dダブルブル・ベア・シリーズ7(ナスダック100・ダブルブル7) 23 1.0340% T&Dアセットマネジメント
T&Dダブルブル・ベア・シリーズ7(ナスダック100・ダブルブル7) 7 1.0340% T&Dアセットマネジメント
NASDAQ100 3倍ブル 1 1.52375%以下* 大和アセットマネジメント
NASDAQ100 3倍ベア 2 1.52375%以下* 大和アセットマネジメント

2020年10月30日時点。運用会社の交付目論見書等を基に編集部作成
*安定運用に切り替わることとなった場合は0.088%

 アメリカにある世界最大級のベンチャー企業向け株式市場NASDAQ(ナスダック)。まだ新しく、勢いがあり、今後の大きな成長に期待できる銘柄が多いのが魅力です。アップル、マイクロソフト、グーグル(アルファベット)といった世界的なIT企業のほか、アマゾン、スターバックス、電気自動車のテスラもナスダックの銘柄です。

 ナスダックに上場する企業の中でも、とくに時価総額が大きい上位100銘柄(金融銘柄を除く)を取りまとめて算出されるのが「ナスダック100指数」です。ナスダック市場の成長性を幅広く捉えたいと考える投資家には、ぴったりの投資対象といえるでしょう。

 2020年12月1日現在、ナスダック100指数に連動するインデックス公募投資信託は全8本。シンプルなインデックス型だけでなく、レバレッジ型も多いのが特徴です。

手数料が安いのは「NZAM・ベータNASDAQ100」

 2020年12月1日時点でもっとも信託報酬の少ないナスダック100連動の投資信託は、農林中金全共連アセットマネジメントの『NZAM・ベータNASDAQ100』です。

 信託報酬は年間で税込み0.4433%。仮に100万円を運用した場合、かかるコストは年間で4,433円になる計算です。

 『NZAM・ベータNASDAQ100』は、2020年3月に設定されたばかりのまだ新しいファンド。「NAZM」は農林中金全共連アセットマネジメントが展開するネット販売中心のファンドシリーズです。

 もし自分が使っている証券会社で『NZAM・ベータNASDAQ100』の取り扱いがなかった場合は、次に信託報酬の安い『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』(大和アセットマネジメント)を検討すると良いでしょう