ナスダック100に連動するレバレッジ(ブル)型・インバース(ベア)型の投資信託

ナスダック100に連動するレバレッジ(ブル)型の投信

 ナスダック100に連動し、指数の2倍以上の値動きを目指して運用する「レバレッジ型(ブル型)」の投資信託としては、

 があります。

 レバレッジ型の投資信託は値動きが大きいため取扱いに注意が必要ですが、上手に活用すれば効率よくリターンを得られるでしょう。実際、『iFreeレバレッジNASDAQ100』の運用資産残高は約315億円と、ナスダック100関連の投資信託の中では群を抜いて多い人気商品となっています。

 ナスダック100の3倍程度の値動きを目指す『NASDAQ100 3倍ブル』は『iFreeレバレッジNASDAQ100』以上に値動きの大きい投信ですが、こちらも投資のタイミング次第では非常に効率よく資産をふやせそうです。

ナスダック100に連動するインバース(ベア)型の投信

 ナスダック100と反対の値動きを目指す「インバース型(ベア型)」の投資信託には、

  • T&Dダブルブル・ベア・シリーズ7(ナスダック100・ダブルベア7)
  • 大和アセットマネジメントの『NASDAQ100 3倍ベア』

 があります。『NASDAQ100 3倍ベア』は、指数と逆方向で3倍の値動きを目指すため、こちらもかなり激しい値動きになります。

 この大和アセットマネジメントの『NASDAQ100 3倍ブル・ベア』シリーズについては、下記の運用方針に注意が必要です。

“基準価額が5営業日連続して1,000円未満となった場合、最長3カ月程度運用を継続した後、わが国の短期金融商品等による安定運用に切り替えを行ないます。”

——大和アセットマネジメント『NASDAQ100 3倍ブル』交付目論見書より

 もし今後の値上がりを期待して、ナスダック100が大きく下落した局面で『NASDAQ100 3倍ブル』を購入し、その後5営業日連続して基準価額が1000円を下回った場合、ファンドが安定運用に切り替わり、期待していた値上がりの恩恵を得られなくなるかもしれません。

 『NASDAQ100 3倍ブル・ベア』シリーズは、ある程度投資経験のある上級者向けの投資信託と言えそうです。

ナスダック100連動のつみたてNISA対象投信はない

 金融庁の資料によると、2020年11月9日現在、ナスダック100に連動する投資信託の中につみたてNISA対象商品はありません。

 つみたてNISAで米国株式市場に投資したい場合は、米国の主要企業を幅広く組み入れた指数『S&P500』連動の投信などを検討するのが良さそうです。

 【徹底比較】S&P500に連動する投資信託まとめ