毎年、このシーズンになると「ノーベル**賞は米国の2氏」「日本人の受賞はならず」・・・といった報道であふれます。
日本のマスコミの、特に見出しなどを決めるデスクはアホなのではないかと思っていたのですが、今年の報道を見て、はっきりとした確信を持つに至りました。
日本のマスコミの、特にデスクは「バカ」なのだ、と。
「なのではないか?」という悠長な話ではなく、本当にアホウであるとはっきり痛感したのが「ノーベル化学賞」をめぐる報道です。
特に「男女構成比」に関する適切な言及のなさ加減でした。
ノーベル化学賞が女性2人に授与された――。
これがどれくらい驚くべきことか、サイエンスのノーベル賞全体を振り返ると、少し分かりやすいかもしれません。
1901年、新しい「20世紀」という時代の到来とともに設けられたノーベル賞は、120年で624人に授与されています。
その中に女性が占める割合はどれだけだと思われますか?