女性向けのライフキャリア支援サービスを展開する株式会社LiBは2020年7月8日、新型コロナウイルス感染症拡大にともなう「働く女性のキャリア観の変化・転職活動への影響」についての調査結果を発表した。本調査は、キャリア女性向け転職サイト「LiBzCAREER」の会員600名から回答を得たもの。この結果から、働く女性たちの意識や行動の変化が明らかになった(調査期間:2020年6月24日~6月28日)。

「キャリア観が変化した」と感じている女性は8割に及ぶ

 新型コロナウイルス感染症拡大を受け、子どもの有無に関わらず働き方の変化を余儀なくされた女性は多い。このような状況の中で、女性のキャリア観はどのように変化しているのだろうか。

 最初に、新型コロナの影響で「キャリア観に変化があったか」を尋ねた。その結果、「大きく変化があった」が28%、「多少変化があった」が52%となり、合計で8割の女性がキャリア観に変化を感じていることがわかった。

「自律的なキャリア形成の必要性」を9割以上が認識

 キャリア観に変化があったとする女性に対し、「企業に依存しない、自律的なキャリア形成は必要だと思うか」と聞くと、「思う」が53%、「どちらかと言えば思う」が39%で、9割以上の女性が「自律的なキャリア形成」が必要だと回答している。

「スキルや資格取得に時間を割く必要がある」と91%の女性が回答

 次に、キャリア観に変化があったとする女性に、「新たなスキルや資格取得のために時間を使う必要性はあると思うか」と聞くと、「思う」が54%、「どちらかと言えば思う」が37%の回答だった。こちらも9割超の女性がその必要性を感じていた。