コロナに負けない実力派投信

 緊急事態宣言も解除され、私たちの暮らしは、徐々に“通常モード”に戻りつつあります。とはいえ、世界ではいまだ感染拡大が収束しない国や地域もあり、日本でも感染が再流行する「第2波」への懸念が高まっています。そんなコロナ禍においても良好なパフォーマンスを発揮している投信を紹介する本シリーズ。今回は、三井住友トラスト・アセットマネジメントの『次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)』を紹介します。

『もう週5日出勤できない…』そんな人にこそ知ってほしい投資テーマ

 コロナ禍で巣ごもり生活が長く続いている人は少なくないでしょう。長引く自粛生活や在宅ワークは、これまでのライフスタイルを大きく見直すきっかけになったかもしれません。そんな中、コロナ後の私たちの暮らしを読み解くうえで、重要なキーワードになりそうなのが「巣ごもり消費」と「リモート」ではないでしょうか。

 動画配信サービスで映画やドラマを楽しんだり、これまで以上にネット通販や宅配サービスを利用するようになったなんて人、たくさんいますよね。一方、リモートは在宅勤務だけでなく、「リモート飲み会」や「リモート授業」「リモート診療」など新しいライフスタイルやサービスを生み出しています。

 「通勤時間がなくなって睡眠時間や家族とのコミュニケーションが増えた」「会議はリモートで十分可能」「ムダ遣いが減ってお金が貯まるようになった」……なんて自粛生活にもさまざまな気付きやメリットがあったのも事実。「もう週5日通勤なんてできない……」という人も少なくないでしょう(私もその一人です)。

リモート飲み会コロナ禍の巣ごもり生活によって「リモート飲み会」という新たな文化が生まれた

 人間は一度知ってしまった便利さを手放すことはないといわれています。そう考えると、「巣ごもり消費」と「リモート」がこれからの私たちの“日常”になるのかもしれません。

 そんな背景から、投資の世界でも「巣ごもり消費」と「リモート」が大きな投資テーマとなっています。動画配信サービスやネット通販、オンラインゲーム、eスポーツ、オンライン会議アプリなどを事業とする銘柄が注目されています。

 しかし、こうしたサービスが今後もっと拡大し、利便性を高めていくために必要な技術を忘れていませんか? そう、それが第5世代移動通信システム、5Gなのです!!