コロナ後の新しい社会をつくる企業に厳選投資
今回紹介する三井住友トラスト・アセットマネジメントの『次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(愛称:THE 5G)』は、5Gのインフラ構築や、通信サービス・商品、新たに生まれるビジネスを展開する企業を投資対象とするファンドです。
この春から、大手携帯キャリアが5Gに対応した料金プランやスマートフォンをこぞって投入したことで、5Gという言葉を聞く機会が増えたと思います。5Gは、単にスマホやインターネットの通信速度が速くなるだけではなく、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)などの普及において不可欠な通信技術なのです。
そして、5Gこそすべての情報技術分野の成長の可能性の根幹を担う投資テーマであるというのが三井住友トラスト・アセットの考え。情報技術分野は新たなサービスやビジネスチャンスの拡大が、中長期的に期待でき、息の長い投資機会を提供できる可能性があるということです。
そんな息の長い投資テーマを掲げる『THE 5G』の設定来のパフォーマンスは以下の通り。
3月のコロナショックによる調整局面では、基準価額は下落するものの、その後急反発していることがわかります。企業が在宅勤務を推進したり、動画配信サービスの視聴時間が増加するなどデータ通信量が急増したことで、5G関連銘柄に注目が集まっていることが、急反発の背景にあるのでしょう。
同社のレポートによると、5Gを活用した情報通信ネットワークの重要性が追い風となり、『THE 5G』の投資先企業の業績を下支えし、その結果、パフォーマンスが回復しているということです。
また同社のレポートでは、実際に『THE 5G』のパフォーマンスの向上に寄与した銘柄の一例として、こんな企業を紹介しています。
私は全然知らない企業ばかりですが、いかにもコロナ後の新しい社会の根幹をなす技術やサービスを提供する企業という印象です。こうした世界中の5G関連企業をプロが厳選し、パッケージにしてくれているのが『THE 5G』なのです。
新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちのライフスタイルはもちろん、これまでデジタル化やIT化へのハードルが高かった分野に急速な変化をもたらしました。リモートによる仕事や医療、授業などはその最たる例でしょう。
今後こうした技術やサービスの需要はますます拡大すると思われます。「巣ごもり消費」や「リモート」を後押しするサービスをストレスなく享受するには、高度な通信環境の整備が必要不可欠であり、5Gの重要性は今後ますます高まっていくでしょう。ぜひ注目したい投資テーマといえそうですね。