病気やケガでかかる費用に備えたいと思って色々と検討していくうちに、医療と医療共済、どちらに加入するか迷う方もいるかもしれません。今回は、医療保険と医療共済の違いについて考えていきましょう。
医療保険と医療共済の特徴
医療保険と医療共済は、ともに病気やケガでの入院や手術に備えるための保障機能を持っています。保険と共済とで意味は同じでも、違う用語を使っていますので、保険と共済で比較を行いたいときは下記のように用語が対応していることを知っておくと便利です。
では、それぞれどういった特徴を持つのか、概要をご紹介していきます。
医療保険の主な特徴
医療保険とは、民間の生命保険会社が販売する保障です。
一定期間の保障を得られる定期タイプと、一生涯保障される終身タイプとがあり、保険料は加入時の年齢と性別によって変わります。最近では、同じ年齢でも加入時の健康状態によって保険料が変わる商品も増えています。
保険料はほとんどの場合掛け捨てとなっており、保険期間中に入院などをせず保険を利用する機会がなかった場合でも、支払った保険料が戻ってくることはありません。
保障内容は入院と手術への保障が主ですが、特約を付加することで、がんを含めた三大疾病や女性が心配な女性疾病などの保障を手厚くすることもできます。また、年齢が上がっても保障内容が変わることはありません。
契約者はもしも生命保険会社が経営破たんしてしまった場合にも、生命保険契約者保護機構により保険契約が継続できるなど、一定の契約者保護の仕組みがあります。