おすすめ③ 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

 次に三菱UFJフィナンシャル・グループをご紹介します。4/8の終値は407円で前期の予想配当金は25円です。予想配当利回りは約6.1%とこちらも高い利回りです。

 新型肺炎の影響もあり、米国は史上初のゼロ金利政策に踏み切りました。日銀もマイナス金利政策を続けています。世界的にも歴史的な低金利の環境が続いており、収益環境の悪化を嫌気して銀行株も株価の低迷が続いています。

 しかし、収益環境が悪化していると言っても、貸出残高からの金利収入や国債などの取引益は巨額で、三菱UFJフィナンシャル・グループは毎年8000億円超の純利益を稼ぎ出しています。

 短期的な値上がりは期待できないかもしれませんが、中長期では配当利回りから見ても魅力的です。

三菱UFJフィナンシャル・グループ収益環境が悪化しても、三菱UFJフィナンシャル・グループは毎年8000億円超の純利益を稼ぎ出す
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おすすめ④ イオンフィナンシャルサービス(8570)

 最後にご紹介するのは、イオンフィナンシャルサービスです。4/8の終値は1044円で前期の予想配当金は68円です。予想配当利回りは約7.1%と高利回りです。

 前述の三菱UFJと同じく金融業のため、低金利によって株価は割安になっています。しかし、イオン系のクレジットカードや保険など幅広い顧客基盤からの収益は安定性があると見られます。

 株価は2018年初の2914円から3分の1近くまで売られているため、底値圏が近いと考えられます。

安値で買うのは難しい、タイミングを分けて購入を

 今回はおすすめの高配当株4銘柄をご紹介しました。新型肺炎の先行きも不透明感が強いため相場の先行きは予想が難しいですが、冒頭でもお伝えしたように安定配当の好業績株を狙うタイミングとしては良いと思います。

 ただし、安値で買うことは非常に難しいため、購入のタイミングは何回かに分けることをおすすめしたいと思います。