初心者は、堅実企業「安定成長企業」に投資しましょう
上場企業は全部で約3,700社あります。この中から初心者向けの堅実な投資対象企業を探してみましょう。
まず「JPX日経400」に注目しましょう。JPX日経400は、国際基準に基づき収益性などから選定された日本を代表する企業で構成されています。その400社の中から自分で理解できる「安定成長企業」を選んで投資をしましょう。JPX日経400の中には、安定成長企業がたくさんあります。
JPX日経400とは
JPX日経400は、日本証券取引所グループと日本経済新聞社が2014年から公表している、投資者にとって魅力の高い企業から構成される株価指数です。従来の指数の算定基礎となる企業は、売買高や時価総額といったサイズで機械的に選定していました。それに対してJPX日経400は、資本の効率的活用(ROE)や営業利益などを考慮の上、企業の質の内容が評価されたグローバルな投資基準で選定された企業で構成されています。
安定成長企業の3つの要素
安定成長企業とは、安定して成長する企業で3つの要素「安定性(つぶれない)、収益性(利益がでている)、成長性(会社が大きくなる)」からなります。業績がおおむね順調に成長している企業を選び、今後の業務の方向性を検討するものです。
このため、決算書を基礎から学ぶ必要はありません。また、チャートの図形を学ぶ必要もありません。買う時は安値「安値圏」で買いましょう。安値圏は電卓で算出します。
投資の基礎を学びましょう
何かを始める時は、基礎を学びます。例えば、車の運転では、まず学科を学びます。次に実技です。教習所内で、隣に教官がいて横で指導してくれます。仮免でようやく路上運転です。免許をとって1年間は、若葉マークのワッペンをつけての運転です。まずは自分の知っている慣れた道を運転します。するとリスクも少なく、安心です。
株式投資も同じです。まず基礎を学び、少額の堅実投資をから始めましょう。安定成長企業投資を行う場合には、チャートや決算書など難しいことは学びません。このため、株式投資の知識が全くなくても、比較的短期間で学ぶことができます。
堅実投資の基礎を学び、自分の理解できる1つの企業を1年間フォローして(月1回の株価などのチェック)、得意銘柄を作ります。良い株式はずっと持っていましょう。慣れてきたら金額を増やし、さらに別の得意銘柄を作りましょう。