米アップルがまもなくタブレット端末「アイパッド(iPad)」新型機を発表するのではないかという話で持ち切りだ。同社が報道関係者に送ったという招待状には「2011年がどんな年になるか見に来てください」という文言があり、アイパッドの画像がチラリ。
いつものように招待状には内容の説明は一切なく、情報はこれだけなのだが、現行のアイパッドが発売されたのが昨年の4月3日であることから、ほぼ1年後のこのタイミングで新モデルが発表されるのではないかとアナリストらは予測している。
米ウォールストリート・ジャーナルは、アップルの情報に詳しい関係者の話として「(新型のアイパッド)は、現行モデルよりも薄く、軽く、よりパワフルで、少なくともカメラが1基搭載され、テレビ会議のような機能が提供される」と報じている。
初代機の投入から1年、タブレット市場を巡っては、米モトローラ・モビリティや、韓国サムスン電子、カナダRIM(リサーチ・イン・モーション)などのライバルが登場しており、新モデルはアップルにとって重要な製品になるだろうとウォールストリート・ジャーナルは伝えている。
新型「MacBook Pro」を発表、即日販売開始
アップルは2月24日に新型マック(マッキントッシュ)も発表しており、こちらも話題になっている。
同社の主力ノートパソコン「マックブックプロ(MacBook Pro)」の最新モデルで、米インテルの新型プロセッサーや高速インターフェース技術「サンダーボルト(Thunderbolt)」を採用している。
サンダーボルトは開発段階で「ライトピーク(Light Peak)」と呼ばれていた技術で、これを搭載するのはアップルのパソコンが初めてとなる。データ転送と、映像/オーディオ信号転送の両方に対応した技術で、前者の性能は「USB 3.0」の2倍、「USB 2.0」の20倍というもの。
インテルによると、ハイビジョン(HD)映画1本分のデータは30秒で、再生時間1年分のMP3形式の音楽ファイルは10分で転送するという。
これらの技術を搭載した新型マックブックプロの価格は1199~2499ドル(10万8800~21万4800円)。