雄牛が脱走しショッピングセンターに出没、8人負傷 ペルー

牧場を歩く雄牛(2018年4月23日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / GABRIEL BOUYS〔AFPBB News

 突然ですが、草食動物とは不思議な存在ではないかと思い始め、気になって仕方がなくなりました。何かと言うと、ホネです。正確にはホネの原料、ないしその補給ですね。

 肉食獣ならエサとなる動物を頭からバリバリ食って、カルシウムを補給することもできるでしょう。

 でも、草食動物は、そういうわけにはいかない。草や木の芽、果実や根茎などを食べて、自分や子供の分のカルシウムをどうにかしなければならないはずです・・・。

 などと考え始めたら、気になって夜も眠れなくなった・・・という漫才が昔ありましたが、実際とても気になってしまい、専門の同僚に聞いてみたりしました。

 ゴールデン・ウイークの連休、親子で考える身近な自然の科学という観点で、「草食動物のホネ」の周辺を考えてみたいと思います。

質量保存の法則

 ここ1年ほど、苗木を可愛がっています。去年の春、庭梅のきれいに枝垂れて咲いたのを買ってきたのですが、花の盛りを過ぎると青々としてきたので、外で育てるようにしてみました。

 ところが、スケジュールが不規則なため、夏の間にほとんど枯れさせてしまったのです。

 それでも、何とかならないかとあきらめずに面倒を見ていたら、小さな芽が脇から出てきてスッと伸び、今年の春は、本当にささやかなものでしたが、梅の花が咲きました。

 さらには、本当に小さな小さなものですが、梅の実が結び始めました。可愛らしい、小さな命です。

 人間は何かと浮き足だった生活になりやすいように思いますが、大地に足をつけて生きているもの、植物には、動物のように「動じ」ない安定感があります。