5年前に開発が始まったとされる米アップルの「iPhone X」が、ようやく発売されたのは今年の11月3日。つまり、iPhone Xは発売からまだ10日余りしかたっていないのだが、海外メディアは早くも、来年登場のiPhoneについて報じている。
6.5インチのiPhone X?
その観測を出したのは、アップル製品の市場動向に詳しい台湾KGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ(郭明池)氏だ。
同氏の最新調査ノートを入手したとする米マックルーマーズの記事によると、iPhoneの2018年モデルは、今年と同様、合計3モデルが用意される見通し。そのうち2つは、それぞれ5.8インチと6.5インチのディスプレーを備えるという。
その2つはいずれもiPhone Xと同じく、OLED(有機EL)ディスプレーを搭載する。前者はiPhone Xの第2世代モデルという位置付けで、画面サイズは今のiPhone Xと同じになる。
一方、6.5インチモデルは、iPhone Xの大型版という位置付けで、マックルーマーズはこれを、仮に「iPhone X Plus」と呼んでいる。
低・中価格帯モデルも用意?
残りの1つは、画面が6.1インチと、上記2モデルの中間に当たるサイズ。こちらは、ディスプレーがOLEDではなく、従来のiPhoneと同じく液晶(LCD)。その価格は、649~749ドルほどで、iPhoneとしては、低・中価格帯モデルとして発売されると、クオ氏は予測している。