ブラックフライデー、英国にも波及 アマゾン倉庫は大忙し

英ロンドン北郊ヘメル・ヘムステッドにあるインターネット小売り大手アマゾン英国法人(Amazon.co.uk)の物流倉庫(2015年11月25日撮影)。(c)AFP/ADRIAN DENNIS〔AFPBB News

 米ウォールストリート・ジャーナルなどの海外メディアの報道によると、米アマゾン・ドットコムは中国の小売業者に向けた航空輸送サービスを始める計画だという。

中国小売業者向けの物流サービス

 アマゾンのこの分野の事業については以前から、中国の小売業者がアマゾンのeコマースサイトで販売する商品の、米国への海上輸送を同社が始めていると伝えられていた。

 先ごろはアマゾンが陸上輸送や航空輸送だけにとどまらず、海上輸送の分野にも進出しており、その動きが本格化しているというニュースが話題になった。

(参考・関連記事)「米アマゾンが海上輸送に乗り出す

 今回のウォールストリート・ジャーナルの記事では、アマゾンが中国の小売業者向け物流サービスのウェブサイト「Amazon Logistics+(亞馬遜物流+)」を開設していると指摘。

 ここに、中国の小売業者向け航空輸送サービスのことが書かれている。例えば次のような文章がある。

「アマゾンの物流サービスでは、エンド・ツー・エンドのワンストップ海上輸送サービスを提供しています。航空貨物のソリューションについては、現在サービスを開発中です。我々の数多くの小売業者に向けて、迅速にこのサービスを開始する計画です」

 今のところ、新サービスに関する具体的な説明はなく、サービス開始時期などの詳細については分からない。しかし同社はここ最近、陸、海、空のすべてにおいて物流事業の拡大を図っている。今回の中国業者向け航空輸送サービスが始まる日も近いのだろう。