米アマゾン、定額音楽配信に参入 スポティファイやアップルを追撃

「iPad(アイパッド)」の画面に表示されたアマゾンのロゴ(2012年11月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/LIONEL BONAVENTURE〔AFPBB News

 宅配業界では現場の配達員が慢性的に不足するなど、苛酷な労働環境が指摘されています。

 その大きな原因となっているのが、ご存じの通りアマゾンなどネット通販の普及に伴う配達量の急激な増加です。そして、宅配便運転手の過重労働を助長するとして近年特に問題視されているのが、非効率としか言いようのない「再配達」です。宅配業界だけでなく政府も検討会を設けて対策に取り組むなど、再配達をいかに減らすかが輸送インフラを維持する上で喫緊の課題となりつつあります。

 では、日本の宅配業界が直面する“再配達地獄”はどうすれば解決できるのでしょうか。

 例えば政府は「宅配ボックス」の設置を推進しようとしています。しかし、後述するようにこの方法を普及させるには時間もお金もかかり、ハードルが高いと思われます。

 それよりも、もっとシンプルで効果的な解決法があります。それは、荷物を職場で受け取れるようにすることです。以下では、日本の苛酷な配達現場の現状を踏まえ、筆者が暮らしている中国で一般的な「職場受け取り」の習慣を紹介したいと思います。