前原外相、グーグルに尖閣の中国名削除を要請へ

中国が批判する若手政治家の1人、前原誠司外相〔AFPBB News〕

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 ちょっと長くなるが、ここで中国語版の要旨を簡単にご紹介したい。

●現在の若手政治家の代表は1950~60年代生まれの民主党前原誠司、枝野幸男、原口一博、長島昭久、自民党安倍晋三、石破茂、石原伸晃などの国会議員である。

●彼らはいずれも日本の高度成長期に育ち、小泉政権時代に政治の表舞台で活動し始めた政治家であり、多くは40代で政府や党の要職を占め、内政外交の改革を強硬に主張する。

●自民党の若手が2世議員中心であるのに対し、民主党議員の場合は保守政治家の揺籃である松下政経塾の出身者が多い。

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この人にも批判の矛先が。石破茂自民党政務調査会長〔AFPBB News

●彼らは政策通で弁舌も巧みだが、政治経験が不足するため、そそっかしく、うぬぼれが強く、軽率という一般的な弊害があり、難しい局面において往々にして判断と対策を誤る。

●彼らが台頭した背景には、下野した自民党内の世代交代や民主党の党内事情に加えて、日本の総合的な衰退局面の中で新しい人材と手法が求められていることがある。

●憲法改正、海外派兵、集団的自衛権行使、武器輸出三原則修正、中国脅威論などを唱える彼らの政治傾向と手法は中国にとって警戒に値する。

●彼らは常に対中言論を誹謗し、日中間の脆弱な国民感情を害し、世論の雰囲気を毒し、中日関係の基礎に損害を与える。

●彼らは国家利益に異常に固執し、中日関係の大局のための政策調整を拒絶し、局部的衝突発生の可能性を増大させた。

●台頭する若手政治家は衰退する日本を困難から救い出そうとする意図を持つが、彼らの無謀で軽率な対中外交を見ると、将来彼らが日本をどこに導いていくのか心配である。