GLOBIS知見録の新着記事はこちらから
アプリ/ウェブ
最新情報もお届けしています
Facebook/Twitter
<100の行動55>
2020年東京五輪を目標に、日本文化のすそ野を広げ世界へ発信せよ!
「国力」として、文化力などのソフトパワーは重要である。2020年の東京五輪を日本の文化や価値観、コンテンツ、インバウンド・観光の発信のきっかけにするための4つの提言。
1. アートにマネジメントの視点を導入せよ!
文化を未来に保全活用していくためには、需要と供給を結ぶシステムが必要。「アートマネジメント」を確立し、市場のすそ野を広げ、パトロンを増やし作品とアーティストを支えたい。美術館や博物館を経営的に成り立たせる学芸員やプロデューサーの育成も行いたい
2. 学校・家庭で幼少期から 伝統文化に触れる機会を増やせ!
文化・芸術は「供給者」側を 支援する政策に偏りがちだが、「需要者」を育てることがはるかに重要である。子供のうちから本物の伝統文化に接する機会をつくりたい
3. 特色ある美術館・博物館を一人一人が支える土壌を作れ!
ルーブル美術館の年間入場客数は972万人、メトロポリタン美術館は611万人。対して日本の国立博物館は年間150万人、森美術館は106万人。ミュージアムツーリズムなどを確率し、価値を正当に評価し、楽しみ、支えていく土壌をはぐくむ 必要がある
4. 伝統文化の敷居を下げ、現代に合わせたビジネスモデルを確立せよ!
文楽も、江戸時代には大阪の町人のポップカルチャーだった。伝統文化も「スーパー歌舞伎」や「英語公演」 のように現代のニーズに合わせたビジネスモデルを模索し、変化をさせていく必要がある
スピーカー
堀 義人/グロービス経営大学院 学長
(肩書は2016年2月のもの)
記事ページはこちら
http://100koudou.com/?p=1433
書籍『日本を動かす「100の行動」』
2020年東京五輪を目標に、日本文化のすそ野を広げ世界へ発信せよ!~100の行動55
2016.3.2(水)
視聴時間 04:17
本日の新着
【2026年経済を占う】物価・金利・為替のポイントは?過去の経験則が通用しない「構造変化」を読み解く
安定への道か、混乱の序章か—市場は「新しい均衡点」を見つけられるか
平山 賢一
「最後の無頼派」囲碁棋士・藤沢秀行の型破りな生涯──酒とギャンブルにのめり込んでも盤上では輝いた勝負師の肖像
内藤 由起子
AIのお試し期間は2025年で終了、2026年に顕在化する5つのトレンドとAIで稼ぐ企業・コストになる企業を分ける差
【生成AI事件簿】AI活用に成功する企業は1.7倍の成長、他社との差が加速度的に広がる勝者総取りの二極化元年が始まる
小林 啓倫
【2026年初詣】個人投資家「午(うま)尻下がり」相場に対抗する、午年に訪れたい干支ゆかりの神社仏閣
ビジネスパーソンから信頼厚い神田明神、愛らしい神馬のポニー3頭が待つ五方山熊野神社…都内近郊で馬にゆかりの初詣先
森田 聡子