2015年の農林業センサスの概要が発表されました。サブタイトルは「農業経営体の減少が続く中で、法人化や経営規模の拡大が進展」となっています。
家族経営体が10年前より約64万戸ほど減って134万戸になり、組織経営体は5000ほど増えて3万3000経営体となりました。小規模な家族経営から、大規模な組織経営への転換が進んでいるということで、こうしたサブタイトルが付けられたのでしょう。
トップに立つ経営者がいないと組織化は失敗する
30~40年ほど前から、農業の組織化の必要性は叫ばれていました。実際に組織的に農業を行おうとする人もそれなりにいたのですが、20世紀が終わる頃まで法人数は増えたり減ったりを繰り返します。
棒グラフは「法人経営体の数」(左の目盛り)、折れ線グラフは「農地面積全体に占める農地利用の割合」(右の目盛り、%)。平成2年まで法人経営体の数は横ばいだ
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