力を抜く。
これは多くのジャンルにおいて極意とも言えることである。人間は力を入れることは簡単であるが、力を抜くことは実に難しい。
しかし、うまく力が抜けるようになるとパフォーマンスは格段に上がる。私は空手と野球をやっているが、いかに力を抜けるかを課題としている。
空手はうまく力が抜けると技のキレ、スピード、威力は格段に上がり、相手の技に対する反応も速くなる。
野球はピッチャーをやっているが、うまく力が抜けると腕がしなり、球のキレ、スピード、重さ、コントロールが各段に上がる。
仕事でも大きな効果
そして、空手と野球いずれにも言えることは、集中力が上がり、雑念が消えて頭がクリアになり、スタミナの消耗が減る。
他のスポーツをやる時も、力を抜くことを意識すれば、だいたいうまくいく。何事も上級者はうまく力を抜くことによって高いパフォーマンスを発揮する。
これは仕事においてもあてはまる。
交渉や議論をするうえでは、どういった精神状態で臨むかということは極めて重要になる。冷静で落ち着いた精神状態を終始維持し、必要に応じてユーモアを交え、場の空気をコントロールしながら、自らの意見の合理性と双方のメリットを論理的に説明していく。
こういった交渉や議論ができれば、期待した結果を得られる可能性は大きく上がる。