「食中毒」というと、O-157やノロウイルスなどの発生事件を思い浮かべて、あってはならない恐ろしい出来事だというイメージを抱くかもしれません。

 しかし食品は、条件が揃いさえすればいつだって腐敗し、細菌が繁殖します。その状態の食品を食べたり接触することによって、食中毒は容易に発生し得るのです。

 ここに興味深いデータがあります。厚生労働省が毎月発表している「食中毒」の月別発生状況です。平成24年と平成25年の1年間の発生人数をグラフにしてみました

出典:厚生労働省

 いちばん発生人数が多い季節はいつでしょうか。おそらく皆さんの多くが夏だと答えられることでしょう。