新しい年を迎え、心機一転、大きな飛躍がありますよう、心から祈っています。
内外情勢に様々な変化の予兆が見えますが、今年は戦後70年の節目の年でもあります。
去年の新春はにわかに信じがたい「細胞」のニュースが世間を賑わしましたが、年の瀬を迎える頃には「倫理」の縛りを厳しくする議論に化けていたのは何とも皮肉です。
そこで今回は、お年玉ならぬ目玉落としで、R&D、開発や研究教育の現場で、こうすればいいと私が考える「倫理教育」、しかも現実の大学や教育機関ではまず絶対に採用されないであろう「倫理教育指針」を年初に当たってプレゼントしたいと思います。
最初に申し上げて起きますが、大変有効です。と同時にまず組織的には絶対に採用されない。
なぜ、絶対に採用されないかと言えば、例えば大学などでは少子高齢化で学生はお客様になってしまい、完全に腰が引けてこうした語り口で若者に話すということがまずできない状態と思われるからです。
それは一体どういう語り口か・・・。「羞恥心」、つまり恥の観念を徹底して叩き込むのです。
かつて私が受けた音楽教育
倫理なるものを言葉で教えようとしても、まず絶対に身につかないでしょう。例えば幼稚園・保育園児がプールではしゃいでいるとしましょう。海パンに履き替える途中ですっぽんぽんで駆け回っていたりする。
保母さん(最近は保育士さんと呼ぶのでしょうか)が捕まえようと追いかけ回しても、よけい喜んでしまうのが落ちだったりする。
これが小学校低学年でも、もしかするとあるかもしれない風景ですが、中高学年になれば、すっぽんぽんで走り回る子供はそうそう出てこなくなる。中学高校になればまず100%お目にかからない。本人に「羞恥心」があるからです。