アムステルダムの中央駅からアンネ・フランク・ハウスなどのある旧市街に歩いて行くとき、1本道を間違えると微妙な風景に出くわします。いわゆる「飾り窓」公認の売春地帯で、特徴的なネオンの光に照らされて怪しげな雰囲気が漂っています。

 アムステルダムのこのエリアに漂っているのは、実は怪しい雰囲気だけではありません。実際に独特の臭気が漂っています。カンナビスつまり大麻、マリファナの臭いがぷんぷんとあたり一面に立ち込めているわけです。

大麻解禁はどれくらい危険か?

アムステルダム最古の家見つかる、築527年 オランダ

アムステルダム旧市街にある飾り窓地区〔AFPBB News

 成田空港で荷物を引き上げようとバゲッジクレームで待っていると、必ず二度三度と紐でつながれたラブラドル・リトリーバーの来訪を受けます。確認したことはありませんが、まず100%麻薬探知犬でしょう。

 アムステルダムでおかしな街区に長居すると、麻薬など摂取しなくても上着などの衣類にあの臭いが染み込んで、リトリーバーに懐かれてしまうケースがあると、風の噂に聞いたことがあります。

 身体検査だ何だということになると、面倒そうですね。幸い私はそういうお世話になったことはありませんが・・・。

 アンネ・フランク・ハウスやアムステルダム自由大学などとプロジェクトを持つようになってから、オランダを訪れる機会が著しく増えました。言うまでもなくオランダは、もろもろのドラッグに対して大いに寛容で、大麻を喫しても犯罪に問われません。

 では、周辺の大麻禁止国に比べて著しく犯罪が多いとか少ないとか、あるいは子供の学力が高いとか低いとか、そういったことがあるかと問われれば、正直差はあまり感じません。

 間違いなく言えることは、一定以上の教育を受けた人の中には、あまりマリファナを喫する人は多くないということでしょう。

 しかし、町の中には「コーヒーショップ」と呼ばれるドラッグディーラーが普通に立ち並び、移民の低所得層などがお客には多い気がしますが、いずれによらず、普通に人々はその種の店を利用しています。