宇都宮生まれの大ヒット商品「ご飯にかけるギョーザ」

 餃子の街、栃木県宇都宮市から異例のヒット商品が生まれた。その名は「ご飯にかけるギョーザ」。

 開発したのは宇都宮の物流・人材派遣会社、ユーユーワールドである。6月18日に発売したところ、ユニークな商品コンセプト、インパクトのあるネーミングなどが注目され、クチコミで一躍ヒット商品に。一時は生産が追いつかず、納品1カ月待ちとなるほどの人気だった。

 最大のポイントは、肉やニラなど餃子の具材は入っていないのに、しっかりと餃子の味がすることである。ラー油とニンニク、おから、ピーナツ、玉葱などを混ぜ合わせ、いまだかつてない“餃子味の調味料”を作り上げた。

 「ご飯にかけるギョーザ」はどのようにして生まれたのか。また、どんな販売の仕掛けが功を奏したのか。商品開発を担当した飲食店・食品プロデューサー、ユーユーワールド新規事業開発推進本部 執行役の白濱一久氏に話を聞いた。