10月7日、スウェーデン王立科学アカデミーは、青色発光ダイオード(LED)を開発した赤崎勇氏(名城大学教授、85)、天野浩氏(名古屋大学教授、54)、中村修二氏(カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授、60)の三氏にノーベル物理学賞を授与することを発表しました。
JBpressでは、東京大学大学院情報学環准教授の伊東乾さんに、今までにノーベル賞を受賞した研究の真価、日本の学術研究の底力などについて記事を執筆していただいてきました。主な記事は以下の通りです。ノーベル賞への理解が一層深まること請け合いです。改めて紹介しますので、ぜひともお読みください(伊東さんの執筆記事以外のノーベル賞関連記事も含めて列挙しています)。
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【ノーベル賞に見た武士道 記念講演に仕組まれた心憎い国際親善とは】(2009年2月2日、伊東 乾)
〈2008年のノーベル物理学賞が日系人の素粒子理論家3人に与えられたことは国際的に広く報じられた。だがストックホルムでの表彰式に先立って仕組まれた、大変珍しい「愉快ないたずら」については、世界でも、また日本国内でも、ほとんど報じられていない。〉
【今年も男性一色、男尊女卑のノーベル賞 キュリー夫人受賞から100年目、高まる期待にどう応えたか】(2011年10月14日、伊東 乾)
〈2011年のノーベル各賞、下馬評では女性科学者の受賞が相次ぐのではないか、と言われていました。なぜかと言えば、100年前の1911年、マリー・キュリーがノーベル化学賞を受賞していたからです。
マリー・キュリーから100年、が話題になったのには理由があります。それは、ここ100年来指摘され続けてきたノーベル賞の「男性優位」という批判に、ノーベル財団や委員会が一定の姿勢を見せるだろうと思われていたからです。〉