週刊NY生活 2014年3月8日481号

 マンハッタンに清潔で安全で静かな有料高級トイレがお目見えしそうだ。

 その名も「ポッシュ・ストウ・アンド・ゴー」。グランドセントラル駅、ペンステーション、サウス・ストリート・シーポート付近の3カ所に今夏オープンする予定。

 トイレは高性能の換気システムと防音設計が施され、音楽が流れる。トイレのほか、荷物ロッカーやシャワールーム、休憩所も併設する。

 利用するには入会金15ドルを払ったうえで、利用パスを購入して利用する。パスは1日が8ドル、3日間24ドル、10日間で60ドルなど。18歳以下は会員の子供など関係者であれば無料。

 ニューヨーク市は過去にも公衆トイレを多数設置しようと計画したことがあるが、ホームレスの溜まり場になると地域住民から反対を受け断念した経緯がある。

 公衆トイレという観点から見れば8ドルも払うものだろうかと疑問の声もあるが、ポッシュ・ストウ・アンド・ゴー創設者ワイン・パークス氏によればターゲットは、ビジネスや観光などでの旅行者で、十数カ所ほどマンハッタンに設置する計画。

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