日本国にとっては島根県の竹島である島嶼への韓国大統領の上陸を機に、両国政府の関係は緊迫の度を深めている。日本列島の周辺でいずれ領土問題が勃発する可能性については、以前に当コラムで行なったアンケートにおいても指摘してきたことなので、私としてはやはり来るものが来たかと思うばかりである。

 混迷を深める政局や、近隣諸国との関係については、現在「イズメディア・モール」で連載中の小説『日本消滅』で集中的に考察しているので、ぜひご一読いただきたい。

 『日本消滅』では、3年後の2015年を舞台に、国内の政局や国際情勢を先読みしながら、我々が選択すべき道を探っている。

 連載開始時の2012年3月時点での予想はほぼ的中しており、私の見立てによれば消費増税を成し遂げた民主党が衆議院選挙で惨敗を喫する。自民党を第一党とした連立内閣が成立するも、ほどなく瓦解。代わって「日本維新の会」の代表である“日下享”が総理大臣の座に就くことになっているのだが、現実の政局はどのような推移を見せるだろうか?

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 ということで、かたい話は小説に任せて、暑気払いに我が家でしている<言葉あそび>をいくつか紹介したいと思う。

 NHKの教育テレビに「ピタゴラスイッチ」という番組がある。そこで以前、「こたつたこ」という歌が流れた。

 「こたつたこ」、つまり右から読んでも左から読んでも同じ言葉になる回文をいくつも並べて、メロディーとアニメーションをつけた、とても楽しい歌だった。視聴者からも応募を求めたところ、はがきが殺到して、第2弾、第3弾まで作られた。

 その影響かどうか分からないが、「こたつたこ」が放送されていた3年前の夏に家族旅行で釧路空港に着陸すると、到着ゲートに「釧路よろしく」と歓迎の看板が出ていた。