スポーツは今や国境を越えて世界中の人たちが共有できる話題であり、共通言語でもあります。

 インターネットでテニスのグランドスラムのスコアをリアルタイムにチェックすることもできますし、地球の反対側で行われているサッカーのワールドカップの試合をテレビ中継で見ることもできます。そして、翌日の新聞では試合結果が大きく扱われ、街中がその話題で持ちきりにもなります。

 2011年の女子サッカー、ワールドカップでの「なでしこ」の大活躍は世界を驚かせ、日本中を明るくしました。なでしこの例を出すまでもなく、スポーツが現代の人々の生活に与える影響は計り知れないほど大きなものがあります。

スポーツをすることで身につけられるもの

 では、私たちが「なでしこ」の大活躍をテレビで見る時、「なでしこ」の何を見ているのでしょうか。

 技術力でしょうか? 確かに彼女たちは世界トップクラスの素晴らしい技術を持っています。しかしそれよりも、彼女たちが元気に楽しそうに、そして必死にプレーしている姿そのものに感動し、脚本のないドラマに拍手を送るのだと思います。

 つまり、彼女たちの技術=身体体力だけを賞賛しているわけではないのです。私は彼女たちから出るオーラに感動し、こういうアスリートが日本を明るくしていくのだと確信しました。

 スポーツが持つ醍醐味は、もちろんこうした「見るスポーツ」ばかりではありません。「するスポーツ」にも醍醐味があります。

 スポーツは「身体(身体体力)」「心(精神体力)」「智恵(知的体力)」を鍛える大事なツールになります。

 まず、スポーツをすることによって、筋力、敏捷性、持久力、柔軟性、リズムやバランスなど身体(身体体力)が鍛えられます。また、忍耐力、共有力、挑戦力、協調性、集中力、行動力などの心(精神体力)も鍛えられます。