こんばんは。
ユーロドルはとうとう節目の1.30台を割り込みました。
市場ではオプション・バリア観測などがでていましたが、ユーロ・プット購入による手当てもあったもようでパニック的なストップ売りにはなっていません。
ただ、着実に上値が重くなっている値動きです。
今週はユーロ売り・ポンド買いの動きが目立っています。
ユーロポンドは9日のEU首脳会議での「仲違い(なかたがい)」から約200ポイント下落しています。
ユーロドルやユーロ円に比べて、ポンドドルやポンド円は底堅く推移していますよね。
どうも、市場では欧州から英国への資金の移動観測が広がりつつあるようです。
政治的には孤立感もでてきている英国ですが、政策の独自性を確保しており、さらに金融街シティを擁護する姿勢が金融界には好感されている面もありそうです。
しかし、英国の経済状況も決して楽観視されるものではありません。
ユーロポンドは年末要因や企業関連の特殊な取引が持ち込まれているとの観測もあり、長続きするか注意が必要です。