おはようございます。

昨日は、ドイツ債入札が札割れとなったことが話題になりました。
ドイツ当局は、欧州債が売られている状況では想定内の結果、と強がっていますが。

これまで、欧州内では安全資産として買われてきたドイツ連邦債ですが、そろそろロングポジションが蓄積してきたようです。

そんなときに強いのが米国債です。
昨日の7年債入札は好調だったようです。
10年債利回りは一時1.9%割れまで低下しました。

今週は超党派委員会による米財政赤字削減協議が決裂、と悪いニュースも流れましたが、市場の米国への資金回帰の流れは止まりません。

HSBCが発表した中国のPMIの低下で、中国経済の伸び鈍化も懸念されることとなり、商品市況も崩れました。

23日のNY通貨市場でもブラジルレアルが対ドルで3%安になったり、メキシコペソが対ドルで2009年3月以来の安値をつけたり、リスク回避→ドル買いの図式となりました。

年末を控えてリパトリの動きがあったり、米年末商戦が注目されたり、ドルには追い風もあります。

結局、頼るのはドル、といったムードです。