トヨタ自動車がリコール問題を起こして、アメリカからバッシングされた。
トヨタがこれだけ叩かれた理由というのは、トヨタの危機管理の問題という見方もあるけど、日米の政治的な要因が大きい。つまり、怨念が要素にある、って言ったら言い過ぎかな?
自動車と言えばアメリカの古き良き時代からの象徴のようなもので、ゼネラル・モーターズやクライスラーなんていうのは、いわばアメリカの夢であり、誇りのような存在だった。だから、この2社が倒産した時の衝撃の大きさは、アメリカ人にとってかなりのものだったに違いない。
その倒産が、数十年前には後進国だった日本でつくられた車が自動車市場を席巻した結果だとしたら、アメリカ人の一部が日本メーカーを憎悪するのもあたり前の話だろう。
だが、世界中の人々が日本のクルマの品質の高さを認めて、アメリカ人だって選んでいるんだ。どこの国の人だって「いいものを手に入れたい」という欲望を抑えるのは難しい。
日本のクルマの品質は、ドイツ車と並んで世界で最高レベルだ。もし、国内を走っている車を日本の基準で徹底的に精査したら、外国車はリコールだらけになるんじゃないのかね。特にアメリカのクルマは・・・。
見ているとトヨタは攻撃されっぱなしで不甲斐ないんだけど、世界で製品を買ってもらっているから、言いたいことも言えない。「対等な日米関係」とは、外交も軍備も経済も対等な立場で意見を交換し行動できるということだ。トヨタは正念場だから、ぜひともここは頑張ってもらいたいよ。
「不健全」というレッテルを張られたタイガー・ウッズ
人生はいつでも競争だ。勝つか、負けるか。やるか、やられるか・・・。特に男の人生はいつも戦いの中にある。受験勉強しかり、入社試験しかり、出世競争しかりである。
人間に限らず、野生動物は生きるために戦っている。雄は雌を取り合うために争う。男がいい女に憧れたりするのも、優れた遺伝子に己の種の保存を託したい、という本能の現れなんじゃないのかい? 本能にモラルも不健全もない。