18日のロンドン市場はリスク回避が進む展開。欧州株式や米株価指数先物、NY原油先物は下げ幅を広げており、豪ドル売りを中心にリスク回避色が強まった。豪ドルやユーロ、ポンドやカナダドルはドルと円に対して本日の安値を更新している。英国の小売売上高が予想を下回りユーロ高ポンド安に進み、ユーロドルは上昇する場面もあったが上値は限定された。ドル円は方向感に乏しく76.50-60を中心に小動きに推移した。
米金融監督当局は、欧州の債務危機が米国の金融システムに影響を及ぼすのではないかとの懸念を強めており、欧州の主要銀行の米国現地法人や支店への調査を強化しているとの報道が株安の一因。

◆スイスフランは神経質な展開
ロンドン市場早朝にスイスフランは急落する場面があった。市場筋によるとスイス中銀が流動性の供給を行ったとのことで、フランに売りが入ったようだ。ただ、当局はコメントを拒否している。その後フランは上下に振幅し神経質な展開が続いたが、ややじり高に推移している。
スイス中銀が政策金利に用いるLIBOR3ヶ月物フランは過去最低水準となる0.014%まで低下している。先日、スイス中銀は出来るだけ0%に近づけるとしていた。

Klugアナリスト 鈴木信秀