こんばんは。
2日のロンドン市場はやや材料難。
主要な経済指標の発表が無いことや、欧州高官の発言報道もそれほど活発ではありませんでした。
それでもユーロとポンドはよく動いています。
まず、ポンド買い。
一般にややマイナーと思われている英建設業PMIが予想を上回ったことがポンド買いを動意付かせました。
ポンドドルは1.64台乗せ。
きのうの下げを帳消し。
ロンドン勢は本当に英指標には、よく反応します。
これに続いてユーロ買い。
欧州株が前日の米株安やきょうのアジア株安をうけて約1%の下落。
ギリシャ支援についてはまだまだ協議中の段階です。
それでもロンドンタイムに100ポイント高となりました。
きのう指摘させていただいたユーロドル1.4454のポイントや前日高値1.4459を上抜けています。
材料としては・・・
ギリシャ政府が中期財政計画を受諾したことが一歩前進と捉えられた模様。
スペイン国債の入札が無事に消化。
トリシェECB総裁が、ユーロ圏財務省を創設したらどうかと提案も。
それでもポルトガルとアイルランドの国債保証コストが過去最高になったり、ソブリンリスクは全く改善していません。
このあとはNY市場で、米新規失業保険申請件数が発表されます。
連日の弱い米経済指標であすの米雇用統計のエコノミスト予想も下方修正が相次いでいます。
ドルインデックスはロンドン市場で一時74.29と5月6日以来の低水準を記録しています。
米経済指標に注目しましょう。