1933年東京都墨田区生まれ。45年向島更正国民学校卒業。町工場・岡野工業株式会社を経営、代表社員を名乗る。「技術的にむずかしくて誰にもできない仕事」と「安すぎて人が敬遠する仕事」をモットーとし、針穴の直径が0.08ミリという世界一細い「痛くない注射針」の量産化や、携帯電話の小型化に貢献したリチウムイオン電池 ケースなどにより、「世界一の職人」「神の手をもつ男」「不可能を可能にする男」と評される。また、「ニューズウィーク」誌で「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれるなど、国内外を問わず大きな注目を集めている。現在も職人として精力的に技術開発に挑んでいる。近著の『試練は乗り越えろ』(KKロングセラーズ)をはじめ著書多数。