モノトーンの世界が広がる「バー・スーツ」の部屋。戦時中に支配的だった男性的な価値観に代え、女性らしさの復興を打ち出したバー・スーツこそがディオールブランドの礎。歴代のデザイナーが敬意を表してきたことがわかる神聖な空間
東京で開催された2017年春夏オートクチュール・コレクションのために特別に用意されたドレス。奥に立つ錦鯉のモチーフが目を引くドレスは2007年の「Koji-San(コウジ・サン)」ドレス
後継者のひとり、ジョン・ガリアーノは1996年から2011年までクリエイティブディレクターとして黄金期を築く。大胆で構築的な作品群
おそらくファッション展としては空前のスケールで演出された「ディオールの夜会」
モックアップが立ち並ぶディオールのアトリエはあたたかみのある真っ白な空間
「コロラマ」の部屋では、色のトーン別にぎっしりと並べられたドレスや小物が壮大なファッション・スペクトラムを作る
鏡の効果、絵画とのコラボレーション、マネキンなしの演出によって、構築的なドレスをアートピースとして扱っている
夜空の星のきらめきになぞらえられたスターたちが着用したゴージャスなドレス
壁にも天井にも二つと同じものがないレディ・ディオールがずらりと並び、バッグのトンネルになった部屋