13日のロンドン市場でユーロドルは伸び悩む展開となった。まず15:00に発表された独第1四半期GDPは前期比で予想0.9%増のところ1.5%増と前回値0.4%増からも大きい伸びを示したことでユーロドルは買われ発表前の1.4230台から1.4260台に上昇し、その後商品価格の反発なども好感して1.4340近辺と一昨日のレベルまで上値を伸ばした。ただ同レベルではアジア系からの売りが入ったとのこともあり1.42台後半に値を落としている。ユーロ円はユーロドルの上昇につれて114.70台から115.53近辺まで上伸し、その後も115円台前半で堅調に推移している。
ドル円はユーロドルのユーロ買いドル売りの流れで80.34近辺と火曜日以来の水準まで一時下落したが、ユーロ円の買いに支えられ80円台後半に値を戻している。

ロンドン市場のドル相場は全般的に下に往って来い、クロス円はユーロ円が堅調だったことを除いて横ばいの展開となった。今週の相場を牽引している格好となっているNY原油先物は100ドル台まで上昇する場面もあったが99ドル台後半に上げ幅を縮小している。

Klugアナリスト 鈴木信秀