11日のロンドン市場でポンドは大きく買われた。18:30にBOE(英中央銀行)が四半期のインフレ報告を発表、そしてキングBOE総裁の発言を受けてポンドドルは発表前の1.6410台から1.6518近辺、ポンド円は132.40台から134.06近辺まで上値を伸ばした。またユーロに対しても買われユーロポンドは3月24日以来となる0.86台後半まで一時ユーロ安ポンド高が進んだ。ポンド円の上昇に伴いドル円も買われ81.24近辺と先週3日以来の水準まで上昇している。またユーロポンドの下落にユーロドルは1.43台半ばと本日の安値圏で軟調に推移している。

インフレ報告で、短期的なインフレ見通しはエネルギーや商品価格の上昇を受けて上ぶれしたとし、2011年後半に5%に達する可能性があるとした。また、2012年も2%を上回るが中期的には2%を上回るか下回る確立はほぼ均衡するとしている。これを受けて11月に利上げが実施される可能性があるとの見方が強まったという。
キングBOE総裁はインフレ報告発表後の記者会見で、英金利はある時点で「正常」に戻す必要があるとし、MPC(英中銀金融政策委員会)による最初の引き締めは利上げだろうとの認識を示した。また、利上げ後の資産購入計画への対応が中銀の方針と述べた。

Klugアナリスト 鈴木信秀