地方に仕事がないというのは大きな誤解
今年も雪の季節本番である。東京でも雪が積もり、ニュースになっているのを見ると、雪が大変なのは雪国だけではないのかもしれない。
東京では10センチ雪が積もると大騒ぎだが、雪国では10センチだと可愛いものである。
それは雪国では除雪体制がしっかりしているからであり、除雪の担い手の方々には本当に感謝してもし切れない。
ところが、現在高齢化で除雪の担い手も不足してきているのが問題になってきている。
私が事務局長を務めているNPO法人地域おこしでは、今シーズンから街中の建設会社の依頼で除雪車のオペレーターの仕事をすることになった。
これは、NPOの代表理事の山本浩史さんから来た話で、依頼してきた建設会社の社長によると、除雪車のオペレーターの人手が少なくり、若い担い手は貴重だそうだ。
この建設会社だけでなく、除雪車のオペレーター不足は新潟県十日町市内でも問題になっているようで、十日町市在住の県議会議員もSNSで除雪の担い手問題について発信していた。
相性が良い農家の除雪
ということで、私たちはこの秋に車両系建設機械(整地・運搬・積込み用および掘削用)の技能講習を受けて、修了証をもらった。
このほかに大型特殊免許も必要だが、農業者はトラクターなどの農業機械で路上走行をするために取得していなければならないため、私たちもすでに取得していた。
私も何回か除雪の助手をしてからオペレーターもさせてもらったが、農業者が冬の間の仕事として除雪の担い手になるというのはとても相性が良いと感じる。
理由は以下の3点である。