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 この落とし前はどうつけるのか。

 昨年大晦日の総合格闘技イベント「RIZIN.33」で炎上系YouTuberでプロレスラーのシバターが元K-1王者の久保優太と対戦し、試合後に八百長騒動が勃発した件である。

 試合は1R1分34秒、飛びつき腕ひしぎ逆十字固めでテクニカルサブミッション(コーナーストップ)によりシバターが勝利したものの、年が明けた試合翌日の元旦に両者のLINEのやり取りとみられる画像が久保に近しい人から流出し、大騒動に発展。日本の格闘技界全体を揺るがす事態となっている。

ブック破りで勝ち名乗り

 その元旦にシバターも動画をアップし、出回っているLINEのスクリーンショットと試合の八百長行為に関して当初は完全否定。

 しかしながら久保が2日になって青汁王子こと三崎優太氏のYouTube上でのライブ配信に電話出演し、試合前にシバターからインスタグラムのメッセージに連絡が入り、1ラウンド目は手加減しながら軽く流し合って2ラウンド目から本気で戦うという提案を持ちかけられ、それを受諾したことを明かしたことで疑惑の信ぴょう性は再び高まった。

 6日には暴露系YouTuber・コレコレ氏のライブ配信によって久保側が密かに録音して提供したとみられるシバターとの試合前の生々しい電話でのやり取りまで公開されている。これらが結果的に八百長行為があったことをほぼ決定付ける証拠となった。