日本を代表する企業に幅広く投資したいときに便利な指数『日経平均株価』。『日経225』とも呼ばれ、多くの投資信託が運用の対象としています。本記事では日経平均株価(日経225)への連動を目指すインデックスファンド(ETFを除く)の中でも、低コストなファンドや純資産残高の多い商品をランキング形式で紹介します。
(内容は2020年8月時点の情報に基づきます)
コストで選ぶなら、iFreeかeMAXIS Slim
ファンド名 | 信託報酬 (年率・税込) |
純資産 (億円) |
つみたて NISA |
運用会社 | |
---|---|---|---|---|---|
1 |
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) |
0.154% | 103 | 〇 | 三菱UFJ国際投信 |
2 |
iFree日経225 インデックス |
0.154% | 48 | 〇 | 大和アセットマネジメント |
3 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド | 0.1551% 以内 |
105 | 〇 | ニッセイアセットマネジメント |
2020年7月31日時点。各運用会社の月次報告書を基にMonJa編集部作成
日経平均株価(日経225)との連動を目指す投資信託であれば、基本的にどのファンドもほぼ同じ値動きをします。したがって、なるべくコストの少ない投信を選ぶことが利益を獲得する上で重要と言えます。
2020年7月31日時点でもっとも信託報酬の安い日経平均株価に連動する投資信託は、大和アセットマネジメントの『iFree 日経225インデックス』と、三菱UFJ国際投信の『eMAXIS Slim国内株式(日経平均)』の2本が同率で1位でした。信託報酬は、いずれも年間で税込0.154%。100万円を1年間運用した場合でも、コストはたったの1540円です。
『iFree 日経225インデックス』と『eMAXIS Slim国内株式(日経平均)』の純資産残高を比較してみると、iFreeは103億円、eMAXIS Slimは48億円と、2倍強の差があることがわかります。この背景には、iFreeのほうがeMAXIS Slimよりも取り扱い販売会社が多いことが関係していそうです。eMAXIS Slimは主にネット証券で販売されていますが、iFreeは地方銀行などでも取り扱いがあります。
購入時手数料は、2020年7月31日時点ではどちらのファンドも無料。iFreeかeMAXIS Slimで迷った場合は、自分が口座を持っている証券会社で取り扱いがあるかをチェックしてみるのが良さそうです。
純資産残高で選ぶなら、『インデックスファンド225』
ファンド名 | 純資産 (億円) |
信託報酬 (年率・税込) |
つみたて NISA |
運用会社 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | インデックスファンド225 | 1,904 | 0.572% 以内 |
× | 日興アセットマネジメント |
2 | 日経225ノーロードオープン | 1,511 | 0.88% | × | アセットマネジメントOne |
3 | MHAM株式インデックスファンド225 | 1,438 | 0.605% | × | アセットマネジメントOne |
2020年7月31日時点。各運用会社の月次報告書を基にMonJa編集部作成
2020年7月31日時点でもっとも純資産残高の多い日経平均株価(日経225)に連動する投信は、日興アセットマネジメントの『インデックスファンド225』です。純資産残高は1,904億円と、2位以下を大きく引き離しました。
より多くの資金を集めていることから、もっとも人気のあるファンドとも言えるでしょう。1988年6月に運用を開始しており、30年以上もの歴史には安心感があります。「沢山の人が選んでいる人気のファンドで、安心して日経225に投資したい!」という人にとって、投資先候補の1つになりそうです。