おすすめ③ ウエルシアホールディングス(3141)

 次にご紹介するウエルシアホールディングスはイオングループのドラッグストアチェーンです。M&Aによって規模の拡大を続けており、現在ではドラッグストア業界では首位となっています。

 調剤薬局や訪問による服薬指導などにも力を入れています。ドラッグストア業界は日用品やマスク・消毒液など衛生用品の買い溜め需要などにより活況となっており、同社の今期の業績も増収増益が見込まれています。

 株価は5月1日の終値が7710円で100株単位のため、約78万円から投資できます。こちらも増税や新型コロナ肺炎後に成長が期待できる銘柄として物色されているため、高値圏での株価推移となっており、利益確定売りなどの安い局面を狙いたいところです。

おすすめ④ カカクコム(2371)

 最後にカカクコムをご紹介します。カカクコムはネットショッピングの際の価格比較情報サイトの「価格.COM」を運営しています。そのほかにもグルメコミュニティサイトの「食べログ」や賃貸・売買物件ポータルサイトの「スマイティ.COM」の企画・運営なども手掛けています。

 外出自粛により世界的にインターネットショッピングの利用が急増しているほか、「価格.COM」は節約志向の高い消費者の利用が伸びています。もともと家電などを中心に消費者へのブランド認知も進んでいるため、ビジネスモデルとしては他社の参入しにくいポジションを確立しています。

 株価は5月1日の終値が2151円で100株単位のため、約22万円から投資できます。

新たな状況に対応でき、業績を伸ばせそうな企業を発掘

 消費増税や新型コロナによる消費者の生活防衛で恩恵を受ける銘柄を4つ紹介しました。

 このように、株式市場では新たな状況に対応でき、業績を伸ばせそうな企業の発掘が常に行われています。皆さんも気になる企業がありましたら、ぜひ興味半分で良いので調べてみてください。思わぬ発見があるかもしれません。