投資について考え直すきっかけに
Q. こうした局面だからこそ見直したい、投資信託のメリットは何ですか?
大きく2点あります。第一に、3つの金融機関(販売会社、運用会社、受託銀行)が役割分担をして、お客様の大切な資産を育てている点です。具体的には、お客様の商品選びの手助けをし、販売後もしっかりお客様の相談にのる販売会社、そして、投信を作り、日々その商品を運用している運用会社。最後に、投信の財産を保管する受託銀行です。
第二に透明性の高さです。例えば、個人投資家の方が気にされる基準価額ですが、毎日投信が組み入れている何百・何千の株式や債券・REITなどの資産を時価評価しているのです。誤魔化しのないガラス張りの商品と評価していただけると思います。
また、今だからこそ改めて考えていただきたいのは、投資をする際の「目標金額=元本×期間×必要利回り」という「お金を増やす方程式」です。目標金額に対して、自分は「今いくら投資に回せるのか(元本)」、「何年そのお金を寝かせられるのか(期間)」、そして「必要な利回りは何%か(利回り)」という、お金を増やす際に考えるべき3つの要素をじっくりと前向きに見直していただきたいと思います。
Q. 最後に個人投資家にメッセージをお願いします。
個人投資家の方々にとって、終息のめどがはっきりと見えない「新型コロナウイルス」が、保有されている投信にどのような影響があるか、不安になられるかと思います。一方で、ここは冷静に改めて「投資」について考え直すきっかけにしていただきたいと思います。投資信託は、「少額」で始められ、様々な投資対象への「分散投資」が可能で、「資産運用の専門家」に任せられる投資ツールの一つです。是非、長期的な資産運用のツールとして上手く活用して下さい。
我々日興アセットマネジメントは、個人投資家の皆さまにこれからも役立つ情報提供に努めてまいります。投資に関する有益な情報は当社ホームページにも多数掲載しておりますのでそちらもご参照ください(日興AMファンドアカデミー)。