ステレオタイプ的お金持ちなら想像しやすいけれど
一目見てわかりやすい“お金持ち風な人”は、「高級車を乗り回している」とか「一流ホテルの上層階のバーで口説いているor口説かれている」とか「クラブに行くと絶対VIP席に通される」とか「予算1億円のクリスマスホームパーティー(個人主催)を開く」とか「飛行機はファーストクラスにしか乗らない、というかそれ以外知らない」とか「アメックスのセンチュリオンカード(超リッチ向けブラックカード)をそっと財布にしのばせている」とか「タワマン(タワーマンション)住みでも、さりげなく高層階に住んでいることをアピールする」とか……etc。
こんな具合でしょうか?
個人的な偏見が入っていて恐縮ですが、上記に挙げた生活・遊び方は、自力で起業し成功した人に多いような気がします。「お金を使う」ことに旺盛で、「人生楽しんだもの勝ちじゃん?」という信念を持ってそうです。
しかし、こんなわかりやすい行動をしてくれるお金持ちであれば(単に“見栄っ張り”という可能性も捨てきれないので鵜呑みにできない場合もありますが)、こちらとしては判断が助かります。何となく派手な使いっぷりをしてくれれば、「あ、お金持ちかな?」と大抵の人は感じることでしょう。
しかし、彼らだけがお金持ちなのでしょうか?
もっとひっそりとどこかで質素倹約的に暮らしているお金持ちもいるのでは?
いつも図書館で見かける、新聞を隅から隅までなめるように見ているあのご老人。何年も着倒した薄茶色(おそらく購入時は真っ白)のTシャツを着て、身なりに気を使っていない様子。もしかしたら、何億ものお金を動かしている個人投資家で、世界各国のあらゆる株価をチェックしているかもしれません。
電車でたまたま隣に座ったあのお姉さんも、いつも行くあのコンビニのお兄さんも、「もしかしたら大富豪の末裔で、社会勉強をするために俗世間にまみれているのでは?」と想像してみたり、あなた自身がそう思い込んで生活してみると毎日が面白いかもしれません。(ふとした瞬間虚しくなるかもしれませんが)