智弁和歌山のグラウンド。整然と並べられたヘルメット(撮影:浅尾心祐

 最強世代と言われた大阪桐蔭に対抗する筆頭格として智弁和歌山はみなされていた。しかし――。それだけ強い思いを抱き、和歌山県大会を勝ち抜いて臨んだ甲子園があっとい

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