グーグル、完全自社製スマホ「Pixel」発表 AI製品群で競合に攻勢

米サンフランシスコでのイベントでグーグルが発表した「Pixel」や「Chromecast」「Home」などの製品群(2016年10月4日撮影)。(c)AFP/Glenn CHAPMAN〔AFPBB News

 米公共ラジオ局NPRと米調査会社エジソン・リサーチが公表したレポートによると、米国では、現在、約4300万人の成人が、米アマゾン・ドットコムの「Echo」や米グーグルの「Google Home」に代表されるスマートスピーカーを所有している。

「アーリー・マジョリティー」の段階に

 これは同国成人人口の18%という数値。その男女比率は女性が54%、男性が46%。また、購入してから1年以上たつという人の比率は26%、購入後1年に満たないという人は74%だという。

 アマゾンがEchoの初代機を米国で発売したのは2014年11月のこと。当時、Echoを購入していたのは、「アーリー・アダプター」と呼ばれる、新たに登場した製品やサービスをいち早く導入する人だった。しかし、スマートスピーカー市場は、すでにその時期を過ぎ、「アーリー・マジョリティー(初期多数派)」が大半を占める段階に入った。

 こうした消費者層には、利用者属性や行動/メディア消費パターンといった点において、傾向が顕著になりつつある。それらを知ることは、さまざまな業界で、新たなビジネス戦略のヒントを見いだすことにつながるという。

スマートフォンの利用時間が減少

 このレポートの内容を見てみる。例えば、スマートスピーカーを購入したことで、他の機器やメディアの利用時間が減ったかという質問の回答は以下のとおりだ。

 スマートスピーカー購入者の56%が、他のテクノロジー製品の利用時間が減ったと答えている。